年配職人の後始末 言葉の意味

     ○年配職人の後始末 言葉の意味



こんばんは


前回の(その1)の補足です。


「年配職人の後始末」の言葉の意味の説明が抜けてました。


内容的にも非常に敏感なことを取り上げていますので、


誤解のないように慎重に書き進めているつもりですが、


自分で読み返してみて、


まず第一回目で書くべきことだったと反省しています。




               (本題)



「年配の職人の後始末」


と名づけたこの言葉の意味を説明しておきます。おもに次の二点です。




1、技術が後輩に伝わりにくくなっているので、伝えたい。(技術伝承)


2、今後、この世界に入ってくる若い人を育てる教育体制を整えたい。




 私はこれらを総称して「年配職人の後始末」と名づけました。



一番に考えたいことは、今までの技術を残したいとの思いと、


今後この世界に入ってくる若い人を育てる教育体制を整えること


この二点です。





言葉的には、年配職人の方を悪く言っているように聞こえるかも知れませんが、


決してそうではありません。



後始末とは、


「バーベキューの後始末」のように「事後処理をすること」を意味します。



時代背景が大きく影響して、そこに諸事情が加わり、


上記の2点の問題が発生しているため、


これらを解決していきたいとの思いを込めて名づけました。






1、は、NC機の技術は自然と伝わるでしょうから、


   おもに汎用機や手の感覚のことです。


   ある程度の加工は比較的容易にNC機で出来るため、本来必要である、


   加工の基本が軽視され、後輩に伝授されていない様に思います。


   また、人間の五感を使っての技も薄れてきているように思います。


2、は、新たにこの世界に入ってくる若い人に、


   基本を大切にした総合的技術力を身につけてもらい、仕事をして頂きたい。


   という私の願いがあり、それを実行するための教育体制を整えることです。




これらの二点(技術伝承・新人教育)は、以前なら特別なことをしなくても


自然と先輩から後輩へと受け継がれてきたものです。


私も、親父より伝授してもらいました。時には取引先の職人さんにも貴重な


アドバイスやそれらしきヒントをさりげなく頂き今日まで成長させて頂きました。


しかし、過去記事にも書きましたが、時代背景に諸事情が加わり、このような


技術伝承の流れは途絶えがちになっているように思います。




私は、これではいけないと思い、


「年配職人の後始末」


と名づけ取り組んで生きたいと思っています。




決して、どの方々も責めるつもりも、否定するつもりもありません。


時代背景が大きく影響しての諸事情があると思っています。


誤解のありませんよう、私の趣旨をご理解ください。



私と異なったお考えの方もおられることと思います。


その方々に対して、何も言うつもりはありません。


私の考えを書かせてもらっているだけです。


このことも、重ねて誤解のありませんよう、お願いいたします。




非常に敏感なことを取り上げていますので、誤解があっては大変なことと


なりますので、今回の記事の内容をここでまとめて書かせてもらいます。






          (まとめ)


「年配職人の後始末」と名づけたこの言葉の意味


1、技術が後輩に伝わりにくくなっているので、伝えたい。(技術伝承)


2、今後、この世界に入ってくる若い人を育てる教育体制を整えたい。




後始末とは、


「バーベキューの後始末」のように「事後処理をすること」を意味します。



時代背景が大きく影響して諸事情が加わり、上記の2点の問題が発生しているため、


これらを解決していきたいとの私の思いを込めて名づけた言葉です。



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